本日は「海の日」。沖縄は昨日から天気が悪く、連休最終日の「海の日」も雨。時折、大雨が降ると近所の坂道は山からの赤土の川のようになりドンドンとパイプラインに向かって流れていき、あまりの勢いに排水溝からも赤土があふれ出していく・・・やがて海へと流れていくのだろう。今、海では掃除やオニヒトデの駆除、サンゴの植え付けなどをする活動とともに海へ関心は高まり、サンゴも少しずつであるが復活してきている。ただ、小さな島に多くの人が暮らすことによって開発が進み、海だけをきれいにしていてはダメのようである。まずは住んでいる近辺から赤土など流出しないよう何か対策をしっかりしていかないと復活したサンゴたちも、またガレ場となって魚たちもいない海の世界に戻ってしまう・・・「海の日」、それは今、自分たちが住んでいる地域全体を考える日なのかもしれない。
写真上:近所の山からの赤土が流れている。 写真下:浅瀬までサンゴが群生している水納島(多良間村)、一世帯しか住んでいない島。 (photo&text 宇治川博司) |